カンの虫、カンムシ。
聞いたことがある方がいらっしゃるかもしれません。
これは回虫や蟯虫などの寄生虫のことではありません(^_^;)
何かと言いますと、5歳位まで(個人差がありますが)の子供が病気でもないのにむずがったり、夜泣きしたり、食欲が落ちたり、イライラしたりする状態を昔の人はカンムシや疳の虫と言ったのです。
以前ブログで子供の肩こりのことを書きましたが、当院では小児はりを使って改善していきます。
「はり?痛そう~」「子供にはかわいそう~」「ハリを刺すの?」
よく聞かれますが、0歳~使える小児用の刺さないハリというものがあるので心配いりません。
どうしてカンムシがでるのでしょうか?
それは知恵がついてくると脳神経が疲労するためです。
大人でも神経を使った後はイライラしたりなんだか体がこわばった感じになりますよね?
これから4月に向けて、保育園・幼稚園・小学校に入ったり新しい環境に入るお子さんがいらっしゃいますよね。
今までそんなことがなかったのに夜泣き・夜驚・キーキー声・噛みつき・食欲不振・便秘…など色んな症状が出てくることがあります。
これもカンムシです。
刺さないハリで軽く擦るだけなのにそんな効果あるの?と思うかもしれませんが、効くんです!!
もし刺したとしたら刺激がきつすぎちゃうんです!
色んなことが理由で体が緊張状態になってしまっている子どもに小児はりをすると、緊張がほぐれて腹式呼吸ができるようになります。
腹式呼吸ができるようになると内臓機能を活発にさせます。
また、皮膚への刺激というのは自律神経を通り脊髄や脳の中枢に伝わり、内臓を活性化させて消化・吸収・発育を促進し抵抗力のある元気な子どもになります。
最近テレビや雑誌などで「腸フローラ」とか「腸~」と、「腸」が注目されています。
大人も子供も内臓の状態が体に表れてくるんですね~。
これに小児はりを入れて首からぶら下げています(^o^)
今日も読んでいただきありがとうございます☺